CADCAMってなあに?
CADCAMってなあに?
CADACAMという言葉は歯科だけの言葉ではありません。デザインや製造業ではよく使われる言葉です。
CADCAM(キャドキャムと言う言葉、昨年後半、歯科界を吹き荒れました。
歯科用CADCAM自体はもう何年も前からありましたが、昨年CADCAM冠が保険導入されたことで、
一気に歯科界をこの言葉が吹き荒れたのです。
CADCAM、、、実はこの言葉の意味自体あまりよく理解していない歯科医師も多いのです。(笑)
CADCAMの2つの C はそれぞれコンピュータの C です。そして A はaidから来ています。
この場合は支援する、と言う意味合いです。
そしてD はデザイン、Mマニュファクチャーを意味します。
(キャドによる設計画面)
そのまま訳すとコンピュータ支援によりデザインを行ない、コンピュータ支援により工作機械で
歯を製作するためのデータを作り、最終的に工作機械で作られた歯の事を言います。
さらに分かりやすく 歯科でのCADCAM冠の解釈とは、
コンピュータ上で歯の設計デザインを行ない、工作機械で作られた歯。と言っていいと思います。
保険で導入されたCADCAM冠は実はセラミック冠ではありません。ハイブリット冠と言って、セラミック
に樹脂成分が少し混ざったものです。ですから強度的にはセラミック冠に比べると落ちます。
保険の場合には適応が小臼歯に限られているのはこのためでもあります。
また保険の場合に金属の土台(支台)の上にかぶせる場合には、色調、接着の問題が発生する恐れがあります。
しかしながら主流になりつつあるファイバーコアは保険適応ではないため、使用することはできないのが現状です。